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【2005年5月5日】<こどもの日><立夏><蛙始鳴(かわずはじめてなく)>

【立夏と蛙始鳴】日本の初夏が始まる合図。五感で感じる季節の移ろい

こんにちは!
今日は日本の暦に登場する美しい季節の節目、**「立夏(りっか)」と、
七十二候のひとつである
「蛙始鳴(かわず はじめてなく)」**についてご紹介します。

春のやわらかさから、初夏のいきいきとした生命の息吹へ。
この2つの節目を知ることで、季節をもっと深く楽しむことができますよ!


目次

☀ 「立夏」とは?暦のうえで夏が始まる日

「立夏」は、**二十四節気(にじゅうしせっき)**のひとつ。
その名の通り「夏の気配が立つ」=夏の始まりを意味します。

📅 立夏はいつ?

毎年、5月5日頃〜5月6日頃(年によって変動)
2025年の立夏は 5月5日(月) です!

立春や春分と同じように、立夏も「地球と太陽の位置」によって決まります。
正確には、太陽黄経が45度に達した瞬間が立夏です。


🌿 立夏の特徴と過ごし方

🌞 気候の変化

  • 日差しが強くなる
  • 空が青く、空気が澄む
  • 草木がいっせいに生い茂り始める
  • 朝晩の冷え込みが減り、日中は汗ばむ陽気も

こうした変化が「夏が来たな」と感じさせてくれますね。

👘 衣替えのはじまり

立夏は、昔から衣替えの準備を始める目安でもありました。
最近ではクールビズの始まり時期と重なることもあり、「装いの夏支度」にぴったりの節目なんです。

🌸 食生活も夏向きに

立夏を過ぎたら、体を冷やす野菜や果物が出回り始めます。

  • きゅうり、トマト、なす
  • スイカ、メロン
  • 冷やし茶、麦茶、紫蘇ジュース

旬を意識して食生活を整えることで、初夏の疲れやすさにも備えられますよ♪


📚 立夏にまつわる言葉・文化

✅ 初夏(しょか)

立夏から梅雨入り前までの期間を「初夏」と呼びます。
新緑が美しく、爽やかな風が吹く心地よい季節です。

✅ 夏もよう

「夏の空」「青葉」「かえる」「風鈴」「立夏大吉」など、
この時期の風物詩は、和歌や俳句にもよく詠まれます。


🐸 「蛙始鳴(かわず はじめてなく)」とは?

「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」は、**七十二候(しちじゅうにこう)**のひとつ。
これは、立夏の期間の初めにあたります。

🗓 いつごろ?

毎年、5月5日〜5月9日ごろに訪れます。

つまり「立夏=夏のスタート」と同時に、「蛙が鳴き始める頃」でもあるのです。


🐸 蛙始鳴の意味と自然のリズム

「蛙始鳴」は、カエルたちが冬眠から目覚め、活動を始める頃
田んぼや小川のそばでは「ゲロゲロ」「ケロケロ」と鳴き声が響き始めます。

🐸 カエルの鳴き声には理由がある!

  • 鳴くのは基本的にオス
  • 繁殖期に入った合図
  • メスに「ここにいるよ〜!」と知らせている

この時期、水田では田植えも本格的に始まり、
カエルたちの合唱が日本の里山に響く、命のうたのような風景が広がります。


🌾 蛙の声が告げる「田んぼの季節」

蛙が鳴き始めると、「そろそろ田植えの時期だな」と農家さんたちは準備を始めます。

まさに「自然が語りかけてくれるカレンダー」。
七十二候は、こんなふうに人と自然の関わりをやさしく教えてくれる目印なんですね。


☕ 立夏と蛙始鳴を楽しむ5つのアイデア

✅ 1. 新緑の散歩に出かけよう

立夏の頃の空気は、初夏らしい爽やかさ。
森や公園、川辺などを歩いてみると、風の音や葉のざわめき、鳥やカエルの声が心をリセットしてくれます。

✅ 2. 「初夏の味覚」を楽しもう

・旬の野菜(たけのこ、アスパラ、そら豆)
・旬の魚(かつお、しらす)
・冷やし茶やフルーツを使った和菓子も◎

五感で季節を味わうのが、いちばんの贅沢です。

✅ 3. 夜のカエルの声に耳を澄ませる

都会でも、少し郊外へ出るとカエルの合唱が聞こえる場所があります。
星空の下、静かな音に耳をすませてみてください。
不思議と心が整いますよ。

✅ 4. 七十二候カレンダーを活用する

手帳やスマホアプリで「七十二候カレンダー」を使えば、
日々の自然変化に敏感になれます。
蛙始鳴のような美しい名前から、自然との距離がぐっと近づくはず。

✅ 5. 初夏のインテリアを楽しむ

風鈴やすだれ、青系の小物などを取り入れて、
部屋の中にも“涼やかな初夏”を演出してみては?


🌿 豆知識コーナー:カエルと日本文化

🐸「カエル」は縁起のいい存在!

  • 「無事かえる」=旅の安全
  • 「お金がかえる」=金運アップ
  • 「若がえる」=健康長寿

昔からカエルは、福を呼ぶ動物として親しまれてきました。
お守りや財布のモチーフに使われるのも納得ですね♪


✨ おわりに:自然と心をつなぐ「暦の言葉」

「立夏」と「蛙始鳴」。
どちらも、春から夏への季節の橋渡しとなる、大切な節目です。

忙しい日常の中でも、
「今、カエルが鳴き始めたんだな」
「今日は立夏、夏が始まるんだな」
そんなふうに、ちょっと足を止めて空を見上げてみる。

それだけで、心がふっとゆるみ、
自然と呼吸を合わせる感覚が蘇ってくるのではないでしょうか。

今年の立夏は、ぜひ「季節の音」と「五感の変化」に耳を傾けてみてくださいね☀🐸🌿

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